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完全自由設計の新築/リフォーム
間取りにこだわった木の新築デザイン住宅
四季の家工房のスタッフは全員が大工を経験しています。その大工経験者が現場の視点で造る、住む人がずっと満足し続ける家…これが、四季の家工房がたどり着いた「家づくり」の答えです。
>> 本当に「いい家」ってどんな家?
四季便り
2010.07.13
「竜馬伝」見てますか?僕は毎週欠かさず…と言う訳ではありませんが、3回に2回くらいは見ています。10代後半に歴史小説と言うマイブームを経験したおかげで、少々飛ばしても何となくあらすじをつかむ事ができるのです。

歴史小説が面白いのは、同じテーマについて書かれていても、作者の意図やスポットをあてる人物によって、描き方が180度変わる事です。人物の性格付けや組織の思惑、事件の背景など、情報の蓄積が増えるほどおもしろくなってくるんですね。まぁ、僕の場合はずいぶんブランクがあってだいぶ忘れちゃってるので、流行りの「歴女」には適わないですが…。

ただ、歴史小説(TVや映画なども含めて)は、あくまでもエンターテイメントであって、歴史のお勉強ではありません。登場人物が実際の人物像と違うのは当たり前…と言うか、本物を知っている人は誰もいないはずですから。当然、ストーリーを盛り上げるための演出もあるので、実際に起こったエピソードにプラスしたりマイナスしたり、作者の創造力と読者(視聴者)の想像力の織りなすもうひとつの歴史観と言っても良いかもしれません。

視聴者や読者はその辺の事を分かった上で、エンターテイメントとして楽しんでいるわけです…少なくとも僕の場合は。だからこそ、「そのエンターテイメントを楽しんでいる間は、その世界にどっぷり浸かりきりたい」と言うのが僕の思いです。映画などでもそうなのですが、演出上「ん?」と感じる事があると、いきなり現実の世界に引き戻されてしまうのです。

以前に映画「クローバーフィールド」についても書きましたが、破壊されたコンクリートに鉄筋が入っていないのが不自然に感じて、一瞬引き戻されてしまったのを今でも覚えています。ほぼ完璧な娯楽映画だっただけに、かえって気になるんですね。ウルトラマンとかの破壊シーンだったら全然気にしませんが…。まぁ本当に細かい所なのですが、気になりだすと仕方がない。別に粗探しを楽しんでいるわけでもないのですが、気になっちゃうもんは気になっちゃう!

で、竜馬伝の話に戻りますが、囚われの武智半平太が、牢屋の木格子越しに話をする場面がしばしば出てきます。ところがこの木格子が問題なのです。木の木目に対して直角方向に規則正しいシマシマがあるのです。もしやこれは…自動カンナ盤(プレナー)の送材ローラーの跡か、あるいは回転するカンナ刃によるリップルマークの類ではないかと思われます。

幕末にプレナーはなかったろうに…という所が気になっちゃう!会話する相手は弥太郎だったり竜馬だったりするのですが、いずれにせよ感情移入できる重要なシーンな訳ですね。顔もアップになれば格子もアップになる。自ずとシマシマが気になる…困ったものだ。それともこれは僕の知識不足で、幕末に現存した加工技術による必然的なキズ跡なのだろうか…いずれにしても気になる。

竜馬伝の舞台美術は素晴らしいのです。裏路地とか弥太郎の生家とか、生活臭や時間の経過までとってもリアルに表現されています。だから余計に気になっちゃう。見る人が100人いれば100通りの見方があるので、注目する点も人それぞれ違ってくると思いますが、舞台美術って本当に大変な仕事だなぁと思います。

送材ローラーの傷跡 リップルマークちなみに、左の写真が送材ローラーのキズ跡です。右の写真がカンナ刃によるリップルマークですが、材料を送りながら回転する刃物で削っていくので、このようにスプーンで彫ったような跡が残るのです。この状態にカンナをかけて仕上げをするのです。

さぁ、あなたならどう見る?武智半平太が切腹してしまったので、もしもチェックするなら今度の土曜日の再放送がラストチャンスかも。
  小野  
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