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>> 本当に「いい家」ってどんな家?
四季便り
2017.07.03
気になる事件でした。ちょっと考えさせられてしまいました。…事件と言うのは、ネットでざわついている「バニラエア問題」です。ご存知の方も多いとは思いますが、事件の概要はこんな感じです。

鹿児島県の奄美空港で体に障害を持った車いすの男性が飛行機に搭乗する際に、タラップの階段を這うようにして自力で昇らされた…ということです。実はこれは帰路の話でして、じゃあ往路はどうしたのかと言うと、往路の関空→奄美の便に搭乗するときは搭乗ブリッジがあるため問題はないが、チェックインカウンターの時点で奄美空港での降機の際はタラップを使うことになるので、「歩けない人は乗れない」と写真を提示した上でチェックインを断られたそうです。それに対し男性は「同行者(5人)の手を借りるから大丈夫」ということでチェックインし、到着した奄美空港では同行者が車いすの男性を担ぐかたちで降機したそうです。

で、問題が浮上したのは帰路の奄美空港でして、往路の時と同様に「歩けない人は乗れない」と写真を提示した上でチェックインを断られたそうです。降機の際に車いすを担いでタラップを降りたのは規則違反だったとのことです。確かに不安定なタラップを人が乗った車いすを担いで昇降するというのは一歩間違えば大事故になりかねないので、航空会社サイドとしては禁止すべき行為なのは理解できます。

でもそれでは帰れなくなってしまうので、話の落としどころとして「同行者の手伝いのもと、自力で階段昇降ができるのなら搭乗できる」ということになりました。そして腕の力で這い上がるように、数分かけてようやく機内の人になった…という事件ですが、これが新聞で報道されたりネットで炎上してツイッターやブログなどで様々な意見が飛び交っています。

当然、賛否両論いろいろあるわけですが、だいたいはバニラエア側を非難する意見が多いです。乙武洋匡さんをはじめ多くの著名人もこの男性を支持するコメントを発表しており、その多くは非常に共感できるものです。しかしてその反対意見もあるわけです。

・航空会社が告知しているにもかかわらず、事前申請なしに当日騒ぎを起こした男性は確信犯であり、クレーマー的プロ障害者である。
・事件によって足止めされた他の多くの乗客にとっては迷惑行為である。
・事故が起きた場合を考えると航空会社の言い分が正しい。
・こんなことが続いたら格安航空会社はなくなってしまう。

こちらもいろいろ出てきまして、読んでいくと「この男性が自ら問題提起することによってプロパガンダする」…言い方が良いのか悪いのかはわかりませんが、ある意味「プロ障害者」という側面をお持ちなのは事実のようです。でも、「そうでもしないと障害者の社会的な立場は変わらない」という現状も見えてきます。

こうした両方の意見を読み聞きしてみると、まぁ極端な意見や罵詈雑言の類は除きますが、だいたいどの意見に対しても(どちら側に立った意見であっても)「なるほど〜」「そういう考え方もあるのか〜」と納得してしまう自分がいるのです。要するに、僕はこの問題に関して「何も知らない」ということがよくわかりました。ですから、この男性のとった今回の行動が良いか悪いかは別として、社会に問題を投げかける大きなきっかけになっていることは間違いありません。

「配慮が足りない」というキーワードもちょこちょこ出てきます。僕たちも日々の仕事の中で、常に「配慮」することを意識しています。でも、あることに焦点を当てたがために他のことに関しては無配慮になってしまっていたり、ちょっと気を抜くと単なる「マニュアル的配慮」になってしまっていたり…「配慮」というのは通り一遍ではいけない、知識や経験や察知する能力など多くの人間力を要する分野です。今回の事件も「安全面」に配慮が偏りすぎた結果、航空会社として最も重要な「人を運ぶ」という目的が見えなくなってしまったのではないかと推測します。

自分たちに置き換えてみると、建物を作るってことは壁で空間を区切ったり段をつけたりして、人間の行動に制約を与えつつ動作を手助けしたりと、相反することが同時に求められます。わかりやすく例えると、壁を一枚作ったとすると、壁によって向こう側に行けなくはなったけど壁にもたれることはできるわけです。自分たちが作るモノが人に対してプラスの影響ばかりではなく、ある一面ではマイナスの影響も与えてしまうことがある…ということをもう一度深く認識させられました。

バニラエア側はすでに男性に謝罪をしており形式上は一応の幕は引けているようですが、感情論だけではなく「配慮とは何か」など多くの事を考えさせてくれました。
  小野  
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