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>> 本当に「いい家」ってどんな家?
四季便り
2017.03.29
小説家・真山仁(まやまじん)さんの講演会を聞いてきました。僕はこの方の小説は読んだことはありません。なので、「ハゲタカ」原作者の社会派の経済小説作家…という以外の予備知識もなく、なんとなくという感じで聞きに行ってしまいました。

本来だったらこの手の講演会は、もっと情報を集めておいて、もちろん著書も何冊かは読んだ上でお話を聞いた方がより身になるのでしょうが、なにせ急に行くことになったもんで…。と言うのも、雨の日曜の午後、近場で何か…と思ってたら、友人のfacebookで「まだ席残ってるよ」と言うコメントを見て「じゃ行ってみよか」的な、まぁあまり真面目な参加者ではなかったのです。

お話は、氏が駆け出しの新聞記者だった頃、僕の住む関市に通信員として駐在していた…というところから始まります。約30年前ということですので、僕が関に移住した23年前とは十年弱の時間差はあるものの、同じ「よそ者」という立場で驚いた話や困った笑い話など、「うん、あるある」と思いながら聞いていました。

そして新聞社同志の確執や、市役所内部や警察での情報収集の方法…イコール人間関係の構築や記者としての身のこなしなど、普通ではなかなか聞けないエピソードを語ってくれるのですが、あたりさわりのない程度にボヤかしつつも、情景がリアルにイメージできるような巧妙な話し方で、最初から聴衆の心は掴まれてしまいます。

取材論や報道論を通して氏の背景がイメージできたところで、話は徐々に本題の小説に移っていきます。小説はフィクションです。わかってはいるのですが、真山仁さんのお書きになる「現代社会の闇を切り取る」ような小説を読んでいると、いや読んではいないのですがこの手の社会的な小説全般で言えることに、いったいどこまでがリアルで、どこからがフィクションなのかわからなくなってしまうということがあります。

あるいは、その中間にもいろいろありますね。リアルの核心を曖昧にして、読者が自身の予備知識を勝手に結び付けて納得していくストーリーだったり、ほんのちょっとのリアルに盛って盛って盛りまくって、ほぼフィクションに近いリアルだったり…その辺のさじ加減は作者の塩梅なのでしょうが、読み手の納得の仕方次第で、どのようにでも受け取れるところが小説の面白さでもあるのでしょう。

話の中にも「私の小説はフィクションです」という言葉が何度も出てきました。逆にとると、フィクションでなければいろいろな意味で「やばい」ほどリアルに近いフィクションなのでしょう。世の中のダークサイドや陰謀が渦巻く中に突っ込んでいって取材をするのでしょうが、インタビューの時「最後までは聞かない」とおっしゃっていたのも印象的でした。物語を決定づける最後のところまで全部聞いてしまうと、小説にできないのでしょうね。…正直「しまった〜」思いました。氏の著書を1冊でも読んでから聞いていれば、リアルとフィクションのせめぎあいをもっと生々しく感じられたことでしょう。

今回の講演会は関市の「ほんのいっせき」という2週間にわたる読書イベントのメインでした。なので、小説の裏話から少し離れて、読書という事についてもお話をされました。その中で「想像力」という言葉が出てきます。人間にとってとても大切な「想像力」という力…その力を育てるために読書はとても役に立つと言います。

「人間の半分は読んだ本でできている」とか「読んだ本を積み上げただけの高さから世の中が見渡せる」とかいろいろな表現がありますが、読書を悪く言う言葉は一つも見つかりませんね。氏は「もし読書が苦手だったらマンガでも良いですよ」ともおっしゃっていました。「でもアニメはダメです」とも。能動的行動でないと「想像力」は育たないようです。

では「想像力」とは何でしょう?お話の詳細は忘れてしまったので僕なりの解釈ですが、美味しいものを食べて美味しい味を想像することが「想像力」ではなく、その美味しいものを作った人の気持ちや食べた時の気持ち、一緒に美味しいものを食べたら人間関係がどう変化するか…とかとか、どこまで想像の輪を広げられるかが「想像力」という力なのかもしれません。僕たちも「家づくり」という土俵で日々「想像力」を試されているので、とても身近に感じられるお話でした。

さて、「ほんのいっせき」という読書イベントなので自分の事も少し書かなくてはいけませんが、僕はと言うと…決して読書家などとは名乗れませんが、読書は大好きです。読書と言うよりは活字中毒と言ってもよいかもしれません。いつも寝る前にほんの少しだけ本を読みます。本を読むと言うよりも活字を追いながら寝てしまいます。読まないと寝付きにくい…なので活字中毒なのです。

読むと寝るもんですから、次の日は前の日にどこまで読んだか探しているうちに寝てしまうので、読み進むどころか読み戻る?ことさえあるほど遅読です。従いまして、読んだ本を積み上げて世の中を見渡せるような身分にはなかなかなれそうにありませんね。
  小野  
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