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完全自由設計の新築/リフォーム
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四季の家工房のスタッフは全員が大工を経験しています。その大工経験者が現場の視点で造る、住む人がずっと満足し続ける家…これが、四季の家工房がたどり着いた「家づくり」の答えです。
>> 本当に「いい家」ってどんな家?
四季便り
2016.05.23
気密の話の続きです。気密を確保するためにはどうしたら良いか…簡単に言えば、気密シートですっぽりとくるんでしまえばよいのですが、なにせ家一軒ですからそんなに言うほど簡単なことではありません。

気密シート張り込みまずは基礎ができたら、上棟に先立って基礎内に気密シートを張りこみます。気密シートは1m幅のロールなので、継ぎ目はテープで押さえていくのですが、重なり面が立ち上がりなどの垂直部分ではなく、土間などの水平部分で継げるように計画立てて進めていきます。

なぜかと言うと、気密テープはただ貼るだけではなくて、ローラーでよく押さえないとしっかりした気密が取れないのです。基礎の中途半端な高さでローラーをかけるより、水平面で上から押さえた方がより密着しますし、作業も楽な体勢で出来ます。

手順としては、まず立ち上がり部分にシートをかけて、土台の組み立てを行います。土台をアンカーボルトで締めこむことによって、シートが固定されてピンッと張ることができますし、その後の作業もやりやすくなります。なにせ相手はコンクリートなんで、上部の木造躯体みたいにタッカーで留めつけるってわけにいかないもんで、こういう「経験からくる工夫」が必要なんです。

シーリング材の充填この時、アンカーボルトを差し込むためシートに穴をあけた部分には、シーリング材を充填してから土台を設置していきます。現場に入る全員で「少しの隙間も許さない」と言った徹底した意識を共有していないと、なかなかこうした細かな気配りはできないんです。
気密処理立ち上がりが固定できたら、次は土間全面にシートを敷きならして、継ぎ目を気密テープで塞いだら基礎の気密は完成です。
気密処理写真は配管が通るスリーブ(基礎にあらかじめあけた穴)周辺の気密です。こんなところも、気密シートの端部が切りっぱなしになると空気漏れの原因になるので、気密テープで完全に塞ぎます。
ブルーシートで養生 ブルーシートで養生この後で断熱材を敷きこんで、保護のために6cm厚のコンクリートを打設します。

ここまでできたら後は上棟後の作業になるのですが、問題は上棟までの天候です。もし雨に降られたら、中は池になるし断熱材が「ぷか〜っ」と浮かんで来たりしたら目も当てられません。そんなわけで基礎にブルーシートで屋根を作って、上棟まで養生します。

屋根の気密処理で、無事上棟も終わったら、次は屋根の気密です。この建物の屋根は二重構造になっていて、これは一回目の屋根面に気密シートを張っているところです。

屋根は基礎と違って平面ですし、コンクリートの基礎と違ってタッカーを使って留めつけていけるので施工上難しいことはありませんが、ここももちろんローラーを使って丁寧に貼り合わせていきます。タッカーは原則として気密テープを張る位置に打って、タッカーの微細な穴さえも許しません。

外壁面の気密処理最後に外壁面の気密です。基礎の時に土台で挟み込んで固定した気密シートの端部は、基礎の外側でぴらぴらっとさせてあり、屋根の端部は屋根端部でぴらぴらっとしています。

これらを外壁側に折り込んで、外壁の気密シートと重ね合わせて上でタッカーで留めつけて、さらに気密テープで継ぎ目を塞いでいきます。この作業が東西南北全面で出来たら「気密施工はとりあえず完了」という事になるのですが、まだまだこの後、細かいところに手を入れていかなくてはなりません。

細かい部分の気密処理細かいところ「その1」は、梁などが外壁を貫通して外部に持ち出す部分の処理です。

…その前に、計画時点で貫通する部位を少なくすることも必須で、図面の時点で「どこで気密をとる」「どこが弱点」なんて検討を繰り返して、木組みそのものを変更することもあります。それでも構造上貫通させざるを得ない部分に関しては、専用の気密部材や気密テープを使って念入りに塞ぎます。

細かい部分の気密処理細かいところ「その2」は、前回の日記でもふれた配線・配管等の外壁貫通部分です。右の写真は熱交換換気扇の吸気部分と、右下のオレンジ色のパイプは外部コンセントの配線です。

150ミリφの塩ビ管と丸パイプ専用の気密部材、気密テープを使い、コンセントの3cmほどのパイプにはシーリング材を使って気密をとっていきます。

細かい部分の気密処理細かいところ「その3」は、窓まわりの開口部分です。この部分はおおむね平面で処理できるので難易度は低いのですが、窓の数だけ弱点があるのでここも念入りに気密テープを貼って塞いでいきます。

さらにこの上に5cm角の木材をぐるりと打ち付けるので、躯体と気密シートのレベルでの気密はばっちりです。あとはサッシ取り付けの工程でサッシと気密シートを一体にすれば、窓まわりの気密もほぼ完璧になります。

細かい部分の気密処理細かいところ「その4」です。気密シートの継ぎ目以外のところに短く切った気密テープがちょこちょこありますが、これは仮止めしたタッカーのピンホールや引っ掛けキズなどの補修です。「後でまとめて補修しよ〜」と思うところですが、穴をあけてしまったらすぐに補修をかけないと、後からでは見逃してしまいます。

こういった一連の気密処理作業を、全部うちの大工でやっています。ここまで徹底的にやろうと思うと、下請けさんに外注するより息の合った身内の手でやる方が確実に良い仕事ができると思います。気密施工が完了するころには、気密テープの粘着面で指の腹はまっ赤になってヒリヒリもんですが、こうして良い数字になって結果が出せると、苦労も報われる感じです。
  小野  
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更新履歴
2016/05/23 四季便りを更新しました。
2016/05/20 住宅リフォームの施工実績に「愛知県名古屋市東区 Y様邸」を追加しました。
2016/05/19 四季便りを更新しました。
2016/05/16 新築住宅の施工実績に「岐阜県美濃加茂市 N様邸」を追加しました。
2016/05/11 住宅リフォームの施工実績に「岐阜県岐阜市 H様邸」を追加しました。
2016/05/06 新築住宅の施工実績に「岐阜県岐阜市 F様邸」を追加しました。
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