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定年を控えたご夫婦の建て替えでした。今回の建て替えでは、「子どもが独立し、定年を控えた夫婦が老後をいかに楽しく過ごせるか」がポイントになりました。
普段は二人の生活なので、広い部屋は必要ありませんが、年に数回20人の大家族が集えるよう、空間に自由度を持たせました。時にはウッドデッキまで取り込んで大宴会ができます。キッチンも数人で使えるように、ワークトップの作業線を長めに取り、アイランド(島)型の作業台を対面させました。
老後は1階のみで生活する事も考慮し、和室に衣類収納家具を造り付けてあります。 |
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30年住んだ土地なので、日当りや風、増水時の状態、人や車の流れ、そして近隣の付き合いなど敷地の持つ条件を良い事も悪い事も知り尽くした上での計画でした。そのため、要望や条件が多く難しい点もありましたが、内容が具体的なので計画が進めやすい面もありました。
玄関の屋根は模型よりも勾配をゆるくし、高さを抑えてウッドデッキ(中庭)への採光の妨げにならないようにしました。このような点を検討する上でも、模型はリアルに感じる事ができるのでとても有効な手段です。(模型は1/100スケールです。) |
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リビングダイニングに設けた北側の光を取り込む縦長の窓からは、北側でありながら朝日が入る事もあります。
角度の振られた敷地は採光計画が難しい点もありますが、計画によっては全ての面から日照を得る事も可能です。 |
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キッチンとダイニングテーブルはアマチュア木工家の息子さんの手造りです。解体した古屋の梁や柱など、廃材も再利用しました。
L字型に配したはき出し窓はウッドデッキを囲んでおり、室内と室外の境界を曖昧にしています。 |
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和室の引き戸が締まった状態のリビングをキッチンから見たところです。和室の引き戸を開けると、和室の窓から午後の陽射しが入ってきます。 |
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和室にはバルコニー越しのハイサイド窓を設け、入った光を天井に反射させて部屋中に廻しています。 |
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北側の洗面所には、地窓からハイサイド窓まで縦長の開口を設けました。南北両面から柔らかい光が入ってきます。 |
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それぞれ別の趣味をする空間として、2階にフリースペースを設けました。天井は屋根なりの斜め天井とし、杉の野地板(30mm厚)を使っています。
桁の高さは通常の建物よりも、かなり低めに設定しましたが、圧迫感の感じられない開放的な空間に仕上がりました。 |
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東側妻壁の上部に小さな窓を設けた寝室です。夏場の暑くなった空気は、この高い窓から排出されます。 |
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約7帖の広さのバルコニーです。植木の水やり用にバルコニーにも水栓を設けました。 |
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小さな吹抜けで1階と2階の空間が繋がっています。北側のハイサイド窓からは、この吹き抜けを経由して1階洗面所に柔らかな光が落ちてきます。 |
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四季の家工房の家はライフスタイルに考慮した「あなただけの家」です。
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